日本国内で400万部突破。世界のトップ企業が社員教育に採用している、「チーズはどこへ消えた?」自分の人生にあてはめてみたら?無事にチーズは見つけられたでしょうか。
順風満帆な結婚生活。会社経営の夫に2人の子ども。注文住宅を建てて外車に乗り、毎日幸せな生活をしていました。
夫の会社は景気上昇中。収入が爆上がりで、生活もどんどん派手になっていきます。長期の休みには高級旅館に宿泊。一番贅沢だったのは、ビジネスクラスでハワイ4泊6日の旅行をしたこと。
”チーズ”が無くなりそうな予兆は何となく、うっすらとはありました。収入が単純に減ってきている。夫が本業以外にあやしいビジネスに手を出し始めた。少し不安な気持ちはありましたが、まだこの時は生活にヒビが入るほどの支障はないので、スルーです。
いよいよ”チーズがなくなる”予感しかしなくなってきます。毎月決まった日にもらえていた生活費をもらうのが遅れる。金額も減ってくる。子ども用の貯金を捻出できなくなってくる。
不安が現実に。ついに”チーズ”が消えた!
1回目の曲がり角
私が考えた選択肢は3つ。
①今すぐ固定資産を処分して、子どもにも全て話し、受験先をコントロールしてもらう。(当時娘が中学3年生)
②離婚して実家に帰り、母子手当をもらいながら生活をしていく
③固定資産の名義は放棄し、賃貸として今のまま住み続け、専業主婦は卒業、働きに出る。
そして、③固定資産の名義は放棄し、賃貸として今のまま住み続け、専業主婦は卒業、働きに出る。を選択します。子どもは”チーズ”はまだあると信じたまま生活し、私はパートに出て、必要最低限の”チーズ”を確保するのに毎日あくせく働きます。
この時に読んでいた本が
ザ・シークレット/ロンダ・バーン
- 出版社 : 角川書店; 第十版
- 発売日 : 2007/10/30
ザ・マジック/ロンダ・バーン
- 出版社 : KADOKAWA/角川書店
- 発売日 : 2013/2/9
- 出版社 : 徳間書店
- 発売日 : 2008/9/30
1回目の曲がり角から3年以上経過。働いても働いても改善されず、悪化ばかり。いつになったら迷路のゴールにたどり着けるの?
2回目の曲がり角
①夫婦で協力して今の生活のまま維持をする。
②パートを辞めて正社員を探し自立する。=離婚する。
→②パートを辞めて正社員を探し自立する。=離婚する。を選択。しかしながら正社員なかなか見つからず。正社員になって経済的に自立しないと離婚はできません。
①条件を選ばず、自分が好きと思えない職種でもいいから正社員をなんとしてでも探す。
②「うちで働かない?将来は店長なってもらうかもしれない」と口約束してくれた行きつけの飲み屋で働く。
→②「うちで働かない?将来は店長なってもらうかもしれない」と口約束してくれた行きつけの飲み屋で働く。を選択。しかし、給料が不明瞭で、この先ずっとこのままでは、さらに経済状況が悪化になるのは間違いない。さらにオーナーの方針に同意できない職場環境に悩む。出勤が憂鬱になる。
①いますぐ辞める
②仕事に慣れればきっと楽しくなると、将来の「店長」というキーワードを信じてこのまま働く。
この時期に心の支えになっていた本が
THE BEST OF 3秒でHappyになる名言セラピー/ひすいこたろう
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日 : 2013/11/15
- 出版社 : PHP研究所
- 発売日 : 2017/8/16
→①いますぐ辞めるを選択。当然再び”チーズ”の見通しがなくなる。就活の日々。”チーズ”はどんどんなくなる。焦る焦る!!2回目の曲がり角、パートを辞めずにそのまま続けていればよかった、と後悔する。
①以前働いていた同僚から、別の場所で一緒に働かないかと声を掛けられる(パートで給料はまだまだ足りない、でもワクワクするし楽しそうと思う)
②給料第一優先で、他を探す。
ここでもありがたいことに常に本が私を助けてくれます。
人生の9割は出逢いで決まる/千田琢哉
- 出版社 : 星雲社
- 発売日 : 2015/8/14
- 出版社 : フォレスト出版
- 発売日 : 2013/1/6
→①以前働いていた同僚から、別の場所で一緒に働かないかと声を掛けられる(パートで給料はまだまだ足りない、でもワクワクするし楽しそうと思う)を選択。将来を考えたら、ここは長居をする場所ではない。次を見据えて働きながらタイミングを待つ。迷路から抜け出せそうな、光が見え始めてくる。
そして2回目の曲がり角から半年。5回目の曲がり角から3か月後・・・ついに正社員での勤務先が決まりました!!私が目指す迷路のゴールはまだ先です。次は離婚。
🎊2018年8月ついに迷路から抜け出しました。
🎊2013年9月に”チーズ”が消えてしまってから5年後。ついにゴールです!!
5年間、、、長いと感じた時ももちろん。というか、毎日長いと思っていました。いつ終わるんだろう、ゴールなんてあるのかな、という日々。
命を終わらせる選択肢はなかったけど、どん底に落ちた精神を持ち上げるのはかなりの体力を必要としました。朝が来るのが毎日辛い。今日も一日が始まるのが怖い。
そんな憂鬱な気持ちを晴らしてくれたのは常に本でした。読んでいると現実を忘れられる。脳内を本の内容に埋め尽くせる。今抱えている現実問題に一ミリも邪魔されない。
もしも本の存在がなかったら、、、曲がり角に立たされた時に本がなかったら、、、もっと最悪な人生になっていたはず。本の存在がない方が、当時の恐怖よりも怖いです。
もちろん、迷路から抜け出してもまた次の迷路があります。でも、もう安心。私には本があるから。