お金はどこへ消えた?幸せな家庭生活はどこへ消えた?このままここで生活していてあの頃の幸せな生活は復活するのだろうか。それとも一歩踏み出して違う世界を見つけに行った方が、今以上の幸せを手に入れられるのだろうか。あなたならどうしますか?
チーズはどこへ消えた?/スペンサー・ジョンソン
- 出版社 : 扶桑社
- 発売日 : 2000/11/27
ネズミの2匹と小人の2人が「迷路」のなかに住み、「チーズ」を探し求める物語。
「迷路」とは、チーズを追い求める場所、つまり、会社、地域社会、家庭、などの象徴。
「チーズ」とは、私たち人生で求めるもの、つまり、仕事、家族、財産、健康、精神的な安定、などの象徴。
私たちはみな、自分にとっての「チーズ」を心に抱いており、それが手に入れば幸せになれると信じて追い求める。手に入るとそれに執着し、なくしたり、奪われたりすると大きなショックを受けかねない。
現実社会で私は「チーズ」をある日突然失うことになりました。「チーズ」が消えてなくなる日がくるなんて想像はしていなかったのです。
でも、「チーズ」は食べ続けていればいつか必ず食べ終わります。居心地よかった生活は一変。「チーズ」がなくなってからの行動はさてどうしよう?
もといた場所で前の生活を思い出しながら、またそこに「チーズ」があることをひたすら願うのか。
それとも新しい「チーズ」を探すべく、今までいた場所を離れる選択をするのか。
私は「チーズ」を探しに今まで安住していた地を離れることに決め、一歩踏み出しました。
変化を予期せよ・・・「チーズ」が消えることを心構える
変化を探知せよ・・・常に「チーズ」のにおいを探知していれば減ったのにも気づく
変化にすばやく適応せよ・・・古い「チーズ」を早くあきらめれば、それだけ新しい「チーズ」を楽しむことができる
変わろう・・・「チーズ」と一緒に前進しよう
変化を楽しもう・・・冒険を十分に味わい、新しい「チーズ」の味を楽しもう
進んで素早く変わり、再びそれを楽しもう・・・「チーズ」はつねに持っていかれる
もし恐怖がなかったら、どう行動するだろうか。
変わらなければ破滅することになる、恐怖を乗り越えれば楽な気持になる。
「迷路」に迷い込んだ私は「チーズ」を探し求め、恐怖も味わい、心の変化もありました。そして無事に「チーズ」にたどり着いた時の達成感は何とも表現できない精神状態になりました。
この本ではその疑似体験が出来ます。
問題は「何を見切りどこへ進むか」
まさにその通り!