独り言

娘の高校受験 ~家計は火の車、お願いだから公立受かってくれ!!

お金ないのに、なんで挑戦させるの?

娘が中学3年生の2学期、家庭では大混乱に突入したところでした。収入がゼロになったのです。おまけに数千万円の負債付き。

この時すでに志望高校が決まっていました。

合格率は、、、

当日にかなりの点数を取れれば、もしかしたら、、という程度。

当然私立併願はマストです。

娘の方は完全にロックオンされ、行く気満々です。ほかの高校に進路変更する気持ちはゼロでした。

 

ここで、家計状況を説明して確実に合格する志望校へ変更してもらうなんて、親のわがまま。反抗期も終盤。やっと自分の進路と見つめあう事が出来てきたのに、「お金」で行かれないのは、親として申し訳なさすぎる。

もし、私立になったとしても快くお祝いしてあげよう。と、覚悟を決めました。でも内心は「お願いだから、公立へ!!」と毎日願っていました。

さて、本人の成績は合格レベルには達していませんでした。担任の先生も進路変更を勧めます。でも、本人は聞く耳持たず。塾の先生は娘の希望を尊重して、追加授業を何度もしてくれました。本授業よりも追加補講日数の方が確実に多かったです。ここまで塾が熱心だったのには理由があります。個別塾で成績UP保証を掲げていたのです。成績が上がらないと塾代が半額になるのです。塾は必死。娘も合格のために必死。ここでミラクルが起こります。なんと!!成績は上がりましたが、保証点数まで1点だけ足りなかったのです。なので、塾代は半額になりました。親孝行な娘です!!

塾代は半額で助かりましたが、合格の確率は半分半分。学校の担任は内申点を見て判断すると、不合格。塾の先生は模試の結果を見て合格。私は塾の模試結果を信じていました。毎回合格率80%以上をたたきだしていたのです。意外と本番強いのかも!

私と娘は、自然と合格祈願をするようになっていました。毎日毎日「○○高校に合格させてくれてありがとう」と過去形でお願いしていました。もう、私の場合は呪いの呪文のように朝晩過去形でお願いしていました。

そして無事に公立高校合格。成績が足りなくても、行きたい気持ちが強ければ合格するんだと、気づかせてくれました。お金ないのに、なんで挑戦させるの?と私の母親としての覚悟がへし折れてしまうような事も言われましたが、信じて良かった。叶えたい気持ちが強ければ強いほど逆境を乗り越えられる!と教えてもらいました。
ちなみに、

娘がこの高校に行きたいと強く思った理由は「制服」以上!