自己破産しています。
数千万円の負債を抱えました。
これまでの話の流れ
#1【破産宣告された時の心の状況】
#2【娘の高校受験 ~家計は火の車、お願いだから公立受かってくれ!!】
元夫の経営してた会社は5店舗ありましたが、節税対策のために2店舗は私の名義でした。
経営にはほとんど関わっておらず、私は名義だけ。
破産時、負債は2店舗の会社と、個人の私に降りかかってきました。
弁護士が入っていたので滞りなく破産手続きは行えましたが、いまだにクレジットカードは新規契約できません。
破産手続き前は、当然督促の洗礼を受けます。
会社の登記を自宅にしていたため、自宅の電話に督促電話o((⊙﹏⊙))o.
ナンバーディスプレイを最大活用し、知らない電話番号は一切無視。ただ、着信音に恐怖心がマックスで、音量を切っていた記憶がありますね。それでも固定電話の存在自体が毎日怖くて怯えてました。
もう一つは携帯電話にかかってくる督促。ただし、ここでラッキーだったのは、個人携帯の切り替え。第六感みたいなものがあったのか、直感で経営が危ない時期に新規契約して電話番号を変更。おかげで個人の携帯電話に督促がかかってくることは滅多になく、精神的に救われましたv( ̄Д ̄)v イエイ
郵便物での督促📬
明細に延滞金が追加されて毎月届きます。
役所関係の督促状は蛍光色✨でとても目立つ封筒でした。
地方自治体によって封筒の色が異なっていましたよ。(豆知識)
取り立て屋が来ることはありませんでした。
延滞していた取引先に怪しい企業がなかったのでよかったです。
それでもテレビでよくある取り立てのイメージが現実に起こるような恐怖心は拭えませんでした。
弁護士に相談してから、破産手続きをするまで諸事情により数年かかっています。
それまでは毎月毎月ご丁寧に督促状が届くので、郵便屋さんもきっと
「この家ヤバい」
って思っていたでしょうね、、、。
さすがに封筒には「督促状在中👊」とは書いてありませんでしたが。
今思えば記録として写真撮っておけばよかったのかも。(笑)
個人の銀行口座も凍結されました。
ある日預金を引き落とそうとATMで操作したら、カードが飲み込まれてしまい、そのまま凍結となりました。
でも、ここでもカンが働いていたのか、凍結される直前にパート先からの給与振り込みを他銀行へ変更していたので、被害額(と言ってはいけないかもしれない)は数万円だったと思います。
破産手続きにあたり、個人口座は弁護士に管理されます。
支払いに関しても様々なアドバイスをされました。
生命保険は、財産にあたると判断されるもの(積立型)はすべて解約。
掛け捨ての保険に切り替えました。
そして、破産のイメージで強くある、テレビドラマにあるような、TVや家具の差し押さえ。ペタペタと紙を貼られるやつ、あれはさすがになかったです。
破産手続き後は、破産管財人が入ります。
郵便物は、いったん管財人へ郵送され、そこで隠し財産がないか、郵便物をすべて開封、問題のないものはまとめて返送されます。
DMから通販のカタログも全て。個人からの手紙も開封されます。
この時の気分は気持ちのいいものではありませんでした。
郵便屋さんのイメージは
「この家のこの人、ヤバい」
にさらになっていたでしょう。
なぜならば、光熱費をクレジットで引き落とししていたから。
生活必需品としての使用ならば、クレジットカードは使用停止にはなりません。
たまたま私名義のクレジットカードで光熱費を支払っていてよかった。。。
そんなこんな、色々手続きを行い、いよいよ出廷の日です。
家庭裁判所の入り口には「本日の裁判予定」と書かれている紙が掲示されてあり、そこには当然私名義の会社名と、私の個人名が。
かなり屈辱的な思いでした。
これもまたネタとして写真撮ればよかったけど、そんな余裕など一ミリもありませんでしたね。。。
裁判となる会場は、とても殺風景で、そこら辺の会議室とほとんど変わらなかったです。
「裁判官」「弁護人」などプレートが机の上に置いてあるだけで、テレビの裁判の様子とは違いました。
弁護士立ち合いのもと、破産宣告を受けます。
裁判官が一通り文章を読みあげ、5分もかからなかった記憶があります。
私は何も喋らなかったか、一言二言返事をしたくらいだったと思います。
あっけなく終わった感じでした。
でも、これで生活が楽になったわけではなく、ただ単に
「手続きが終わっただけ」
まだまだ生活苦は続きます。。。