書評

生き方革命~未知なる新時代の攻略法

生き方革命~未知なる新時代の攻略法

忖度とか、利権とか、そういう黒いものを気にせずにズバズバ言う堀江貴文と橋下徹の頭の中身はどういう思考なのか。先見の明があるお二人の本はメリットしかなさそう。未来を予測できない世の中を生ききる術を学ぶために購入です。どの攻略法があなたの胸に刺さりますか?

生き方革命~未知なる新時代の攻略法/堀江貴文・橋下徹

  • 出版社 : 徳間書店 
  • 発売日 : 2021/3/27



どうやって生きていけばいいのですか?
都合の良い攻略方法なんてあるんですか?

・・・・・ある。そこら中に転がっている。それに気づかないだけ。

決まった解法があるのではなくて、好きなように自分自身で人生を作って行っていい。

人間の能力というものは、自分一人で成立するものではない。適材適所というように、その人に合った環境なり組織なりがあって、初めて人の能力というものは発揮される。だが、自分にふさわしい環境に一発で出合える人など、まずいない。
色々な仕事に移動することで、自分自身の熱を発することができる。

生き残るためのカギは情報。一つの情報を知っているか知っていないかの違いが、店や企業の存続に直結する。情報と知恵を使いこなせば、局面はガラリと一変する。トップが情報を把握しようと決意し、情報を集める仕組みが出来れば、組織は変わる。

十分な休息が自身の「付加価値」を高める。身体だけでなく、良い知恵を出すためにも休息は欠かせない。高付加価値を生み出すのは十分な休息。

個人の時代。自分を活かすために組織を使いこなす。組織のために働くのではなく、自分を最大限に活かすために組織を使いこなす。「この仕事は無駄ではないか」「こうやったら効率化できるのではないか」と常に考えることが、自身の仕事を発展させることにもつながる。

どんな大企業であろうが、市場変化によって簡単に倒産しうる。今の時代に安定などありえない。さっさと自分のやりたいことを始めた方が人生は豊かになる。

お金というのは、必要なときに必要なだけあればよい。「安心」のためにお金を浪費しない。生命保険で安心は買うな。同調圧力に負けて不要なものを買ってはいけない。モノに縛られる生活から脱却し、より自由な生活を目指そう。

ためるべきはお金でなく信用信用とは、きちんと約束を守ること。ビジネスというのも、お金のやり取りというより、信用のやり取り。お金がなくて困っているのであれば、問題はお金ではない。自身に信用が欠けているということ。普段から信用を高めていれば、いざというときお金も貸してもらえる。

ここ私がこの本から得たものは、持論のアウトプットで「学ぶ力」を養うこと。仕入れた情報をもとに自分の考えを作り上げることに独自の価値が生まれる。様々な本から吸収した情報を組み合わせて自分なりの知恵を出すことで、新しい何かが生まれるのではないか。自分オリジナルの価値。本と本とを組み合わせて出てきた新しい知恵。これをアウトプットしていくことが自分の価値として活きていくことになるのかもしれない。そこら中に転がっている生き方攻略方法。一つ拾い上げました。