人生に悩んだときに解決してくれたのは、常に本でした。少なくとも私は「本」を人生の教訓として乱用しています。
千田琢哉さんは、いつも私の人生のそばにいて背中を押してくれています。
この本は2011年の改訂版。千田琢哉本とっておきの1冊。
人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。/千田琢哉
- 出版社 : 日本実業出版社; 新版 (2021/2/11)
- 発売日 : 2021/2/11
運命の本はつらいときにしか出逢えない
すべてが悪循環の時こそ、読書のチャンス!
幸せの絶頂期の時には、平和ボケしているので本当の意味の読書は出来ない。あれもうまくいかない、これもうまくいかない、何をやってもダメ、もう死んでしまいたいという時でなくては本当の読書は出来ない。
なぜ、その本を選んだのか、がマーケティング
マーケティングというのは、数ある商品の中からお客さんに「うわっ!これ欲しい」と思わせるきっかけを提供すること。
膨大な本の中から「うわっ」という本を選んだ理由はなにか?わざわざお金を払ってまで読むのに時間がかかる本を買ったきっかけをきちんと考える。
ちなみに私がこの本に「うわっ」となった理由は、
久しぶりに千田琢哉さんの本を書店で見つけ、目が合った瞬間にお礼がしたくなったから。どん底生活の時に千田琢哉さんの本に助けられたのです。あの時の選択が正しかったのをこの本で証明してみたくなったから。
本から学べなければ何からも学べない
実は本は人と同じ。本はそもそも人が書いたものであり、その人の分身である。
漫画も堂々たる一ジャンル
「漫画なんて・・・」という表現は本全てに対して失礼。漫画を読むことは立派な読書。堂々と漫画を読破し続けて極めてしまえばいい!
背筋を伸ばして正座して漫画を読んでみよう。
本にかけたお金とその人の年収は比例する
この世の中で最も裏切らない投資は本代にお金を費やすこと。
世に出すまでに時間を費やしたものほど情報→知識→知恵へと確実に進化を遂げている。情報は事実の断片なので、情報+情報=知識になる。知識×知識=知恵は人の頭脳を通過しなければ無理。
手間暇かけなければ生まれない本という媒体には、それだけお金になるヒントが詰まっている。知恵は無限にお金になる。
ニュースや新聞はせいぜい知識レベルまでであり、それ自体ではもはやお金になることはない。
10年前に買った本を読むと、自分の成長度がわかる
10年前と現在では別人になっている。脳みそも新陳代謝を繰り返しており、社会経験を積んで成長したこともあるだろう。
しかし、人は年齢に比例して成長するとは限らないところが現実の厳しいところ。感受性が衰えていることにも気づかされる。
だから読書は奥深くて楽しいのだ。
各項目の最後にはそれぞれのテーマに合ったおすすめ3冊も紹介されており、ますます読書に深入りしてしまいそうになる。
つらいときに群れるな、本を読め!