書評

モチベーションを劇的に引き出すメンタルコーチ術

モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術

自分のモチベーションを上げるのも(嫌なことは特に)なかなか上がらないですが、他人のモチベーションを上げるのはもっと大変。。。
「この仕事をやって下さい」っていう簡単な事なのに、うまいこといかない。。。難しい。。。効率よく働いてもらいたいのにな。。。悩みます。
こちらから指示すればある程度はやってくれるけど、望むような結果にはなかなか繋がらず、それ以上の結果なんてほとんど得られない。責任者失格です。落ち込むなあ

モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術/鈴木颯人

  • 出版社 : KADOKAWA 
  • 発売日 : 2018/11/24


劇的!!にモチベーションを引き出してくれる?!ちょっと立ち読みペラペラしてみると

どん底のメンバーでも結果を出せる
どん底状態から這い上がる
9割の人がモチベーションが不安定

って書いてある
それでもって
リーダーが頑張らなくても、結果は引き寄せられる
もうこれは、買うしかないですよね。はい、お買い上げです。

多くのリーダーは、メンバーのモチベーションを「上げる」事に徹します。
自分のように「高いモチベーション」を持って欲しいと、自分の体験を押し付けたり、周りのメンバーと比較したりして、必死に頑張らせようとします。

あ、、耳が痛い。私そうやってます。

モチベーションは「引き出すもの」
モチベーションを「上げる」だと大変そうだけれど、「引き出す」だとちょっとラクな気持ちになりませんか?
確かに!!

一度心を開くと、コミュニケーションが比べものにならないくらいスムーズになる。小手先のテクニックでは構築できない、強固な関係性を築くことができるようになる。
そもそも、人は信頼度に応じた会話しかできない。
信頼度が1であれば、相手から引き出せる情報も1。一方10の信頼度を得ていれば10の情報を引き出せる。信頼度と会話の充実度、情報量は正比例する。

言われてみれば、まだ信頼関係が薄かった。ある程度構築されつつあるスタッフとはモチベーションを「引き出せている」実感が少しだけあるけれど、相手の情報がほとんどないスタッフとは信頼関係が得られていないので、”上からモノを申す”感じになっていたかも。。。

二流のリーダーは「結果」を最優先する
一流のリーダーは「信頼関係を築くこと」を最優先する

承知いたしました!

リーダーの仕事は「気づかせる」こと
その人らしく努力できるようになったり、パフォーマンスも出しやすくなるために「自己実現の欲求」を満たせるようにリーダーは努力する
相手のために自分を変える。

え?相手に変わってもらうのではなくて、自分が変わるの??これまた意外な内容。。。

言葉は「伝わらない」前提で提示する
状況を想像してもらい、相手自信に気づかせる。間接的な言い方で気づかせる。

伝えたよね?言ったよね?何回言えば良いわけ?
ばっかり思ってた。でも「伝わらない前提」ならあきらめがついて、自分の気分が楽になるかも。

そして、努力のプロセスを褒めることで、より相手のモチベーションを引き出すことができる。

なんだか、肩に入っていた力が抜けた感じになりました。これだけでも大収穫。
そして
人の幸福度は本人から数えて3人目まで影響する。
これはすごく深いですね。幸福が3倍!幸福の波紋が広がるようになるとよいな。