書評

考えない練習

考えない練習

離婚が現実になるかも。嬉しいけど、これから起こるであろうことを想像すると、怖すぎる。でもどうしても色々考えてしまいます。不安と恐怖で吐きそう。。。

日の出
考えない練習/小池龍之介

  • 出版社 : 小学館 (2012/3/6)
  • 発売日 : 2012/3/6


 

休脳のススメ
人間は常に考え事をしています。一日の思考回数は6万回とも7万回ともいわれているそうで。そのうちの8割はネガティブな思考をしているらしい。。。恐ろしいな。8割考えずに済んだら、毎日すごく幸せ気分になりそう!

だって今は、朝起きたらまず今日一日に起こるであろう出来事を考える。まだ起こってもいないのに、あれこれ想像しすぎて不安になったり、怒り出したりしだす。全くタチが悪いです。起きたばかりなのにもう憂鬱。。。きっとこれ、私だけじゃないかも?

あとよくあるのは、人の話を聞きながらも違うことを考えている。あれっ?今何話していたの?とか、話を聞いている途中から自分の考えが入ってきて、「この話が終わったらこう答えよう」って考えたり、、、

それは、自分でも気づかないうちに「ノイズ」が入ってきているそうです。また、自分でも気づかない速度でこれらの「ノイズ」が入った瞬間に聞く行為が途切れる。細かい一瞬一瞬大量のノイズが混ざることで、”集中”は途切れ続けているのだそうです。

それは「思考病」なのかもしれない。
考えるせいで集中力が低下したり、イライラしたり、迷ったりしているのではないか。

確かに、考えすぎている時の精神状態はあまりよくない気がします。心ここにあらず。「今」に集中できていない。マルチタスク状態。

人は、落ち着いている時には、あまりあれこれと考えない。
混乱している時ほど考える量や時間が増えてしまう。

刺激に反応する大きな衝動エネルギー、つまり

心の三つの毒

怒り
迷い

心の三つの毒エネルギーをうまく五感を使ってコントロールするエクササイズ本です。

なんとなく食事をしている時は、何を食べているのか、どんな味なのか分からない(色々考え事をしているから)でも、食事に集中していると、今は何を口に運び、それがどんな温度なのか、どんな食感なのか、甘いのか辛いのか、感じることが出来ます。つまり、考えていない状態になりますね。もはや食レポ状態になります。こうして常に意識を五感にもっていけば「考えずにすむ」

なかなか自分をそのように軌道に乗せるには時間がかかりそうですが、慣れれば心も体も落ち着いている精神状態になれるはず!
まずは、食事から始めてみようかな。

と思っている時間は、モヤモヤ考えずに済んだので大成功です!