書評

「本物の努力」を教えよう

「本物の努力」を教えよう

結果やリターンより大切なもの、それは「努力」
どんな時代にも通用する

【本物の努力】を教えよう/千田琢哉

  • 出版社 : 学研プラス
  • 発売日 : 2020/7/2

知りたいけど、努力は好きではないし、しんどい、、、
でも気になる
”どんな時代にも通用する”(知りたい願望)

裏表紙には
努力とは、最高の快楽である

はい!購入決定です

もともと千田琢哉さんは大好きな作家の一人でして、
まず、
内容が簡潔、読みやすい!
テーマ・説明・ポイント
三拍子で数ページで一つのテーマを締めくくっているので、
読書が苦手な人でも手に取りやすい内容になっているのです。

早速読み進めてみると

努力は、苦行ではない。
強いて言うなら、あれが努力だったと言えるのかもしれないな。

無意識の努力こそ本物の努力。苦しい努力は意味がない。あえて苦しみを感じようと努力すること自体が、偽物の証拠。

確かに、例えば、
好きな芸能人やアイドルグループの情報を得ようとしている時に
”努力しなきゃ”
”覚えられない、しんどい”
という感覚は生まれないですよね。どんどん吸収している感覚が楽しくて仕方がない。
そして、その好きな人の「好きなこと」を自分も学ぼうとするのも楽しくて仕方がない。

ということは?
もしかしたら、嫌いなことをしている時に「努力」というフレーズを使って、自分に鞭を打っているのかも。。。

こうなってくると話は簡単。
もう全ページ読破したようなものです。

「プロ」になる努力
「生き残り」の努力
「お金」の努力
「恋愛」の努力
「幸せ」になる努力
それぞれのテーマに沿った「努力」について解説。

自分に当てはまるところがあるはずです。

私は本を読むのがとにかく好きで、読むことに一切抵抗もないし、苦痛もありません。
読書に飽きたら、違うジャンルの本を読み、また飽きたら違うジャンルの本を読み(つまり多読)ひたすら読んでいます。
暇がなくても、隙間時間で読書。時間をわざわざ作って読書。ご飯より読書。
これ、読書嫌いな人からしたら地獄のような毎日ですよね、、、

今までは苦手なことを克服するのに「努力」という言葉で暗示をかけて頑張っていました。そもそも親なり先生なりにそうやって教わっていたし
”努力しないと報われないぞ”
そうでなく、本来の意味の「努力」知ることで、パッと目の前が明るくなった気がします。

最後読み終わったとき
ページをめくって出てくる一言に
ホッとします。

愛情が溢れる一言もらえますよ。