私は母親業23年と19年です。
娘の母親になって23年。息子の母親になって19年。
もうほぼ母親業は卒業し、今は「相談役」の職をもらっています。
私の子育ては、ひろゆき流子育て論に当てはまったのか?
僕が親ならこう育てるね/ひろゆき
出版社 : 扶桑社
発売日 : 2021/9/15
子育てに正解はないと思います。
子どもにも当然人格があって、子ども自身にも考えがある。
育てる側にも考えがある。
このマッチングが合ったときに「子育てはこうやれば正解」となるんだろうけど、そもそも子育てなんて、育てる側が思うようにはほとんどいかないもの。
「正解」と信じた通りを貫いて育てるよりも、思う通りにはいかないんだから、やってみてダメなら違う方法を、と常に模索しながらやっていくしかない。
今日成功した子育てが3年後に生まれた子どもには失敗となりうるくらい、時代は猛スピードで変化している。
自分が育ってきた時代と今が全く違うように、子育ても時代に合わせて育て方を変えていかないと、「昭和時代」の大人に育ってしまうかもしれないよ。。。オソロシイ
「昭和時代」の子どもだった私は母親業になって13年間ほど、「子供の時こういう風にすれば良かったなあ」と後悔した項目を上書きすべく、自分の子どもにその当時を当てはめて子育てをしていました。
これって、結構あるあるな話だと思う。自分が育てられた環境で良かった点は真似する。
こういう育てられ方は嫌だったな、という点は削除、もしくは変更してみる。
当時の私が決めた子育て方針。
しっかり勉強して、なるべく良い高校に入り、そのまま大学に進学して、給料の安定した仕事に就く。つまり、早め早めに手を打っておけば、人生安泰!
という、終身雇用、年功序列制度を平成時代の子どもにあてはめて育てていたのです。
残念ながら子どもとのマッチングは不成立。
勉強勉強を強いるだけの私に対して、
「学校の先生とおんなじこと言うんだね!」
と猛反発を食らいます。その時にハッと気づいたのです。
「学校の先生と同じことを言う必要ないよな」
「学校の先生は勉強を教える事が仕事なんだから、勉強言うのは当然だよな。」
「じゃあ、母親業の私は何を教えればいいんだ?」
ちなみに、子育て方針を変換した時期は、「子どもに携帯を与えるか否か?」で、携帯を保持していた子どもがまだ少なかった時でした。娘にはガラケーを持たせていましたが、頻繁にsnsをやったりはしていません。LINEもまだ流行ってはいなく、アメーバピグの時代でした。ナツカシイネ
勉強勉強ばかり言う子育てをやめて、じゃあ、どういう育て方をすれば良いんだ?と悩んでいた時、夫から衝撃的な一言が出ます。
「暗記なんてしなくていいんじゃない?これからはいかに検索能力を高めるかだよ」
歴史の年号も変わる時代。頭で記憶しているよりも、ささっとググった方が答えは早く出ます。確かにその通り、、、、、。
その一言を反論するでもなく、素直に受け入れた私でした。
ひろゆきも同じ考えだった。
暗記教育に時間をかけても「微妙だな」
暗記するなら「ネット検索」すればいい
と、書いてあるのです。
今からもう10年前の夫からの「暗記いらないよね?」がひろゆきの本によって、「正解」と導かれたのでした。
私にとっては、この本はある意味「子育て復習本」となるわけですが、他にも”ひろゆき流”子育てに当てはまったのがいくつかありました。
・「怒る」で躾けられた子どもは「考えない」人間に育つ
・夫婦の悪口は子どもの前で言わない方がいい
・子どもには「根拠のない自信」を持たせてあげる
・ゲームは「やるな」より「とことんやれ」が正解だと思う
・反抗期の半分は「親のせい」だから我慢すればいい
・子どもに失敗させる勇気を親が持つべき
逆に”ひろゆき流”子育てに当てはまらなかったもの
・「やるきなんてない」子どもの前提を理解する
・「お金がなくても豊かになれる」から教えよう
・「あなたのためよ」は他人のせいにする子どもに育つ
当てはまった、当てはまらなかったで、子育てを振り返って懐かしがっている現在。その子育ては正しかったのか?
それは、娘、息子が判断することなので、「お母さんの子で良かった」と言ってもらえたら最高に幸せ。
私は、両親の育て方から得たものも当然参考にしているので、今、こうして子どもが育っているのも、両親のおかげなのかな。ちょっと毒親ぽい父親だったから、そこは十分に反面教師として採用させていただきました。
”ひろゆき流”子育てに当てはめた“makimaru流”子育て
毒親っぽい父親から学んだ子育て
詳細を綴ってみたいと思います。