書評

1%の努力

1%の努力

ひろゆきのYouTubeに劇ハマりしていて、この本を見つけた時即買いしました。
ひろゆきの脳内構造がどういうものなのか、詳しく知りたいです。

1%の努力/ひろゆき

  • 出版社 ‏ : ‎ ダイヤモンド社 
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/3/5

「サボる才能」はあるか?

ひろゆきが問いかけてきます。
良いフレーズ。サボる才能って。サボるのも才能の一つなんだ。。。
サボる才能は残念ながらあまり持ち合わせていない。
サボっているときに罪悪感を感じてしまう。
サボりたい気持ちがすごくあって、実際に「サボる」という行動を起こしていても、素直にサボっていることを楽しめないもどかしさ。

でも、本当はサボるのを堂々と楽しみたい!!

そんなサボりたい願望意識が高い系の人(でも、実際にはサボることに対して怖気づいてしまう)に自信を持っておススメしたい。

本書は、いわば「レールを外れる人生」の練習だ。

なぜ「サボる才能」「レールを外れる人生」が必要なのか?

それは、死ぬまでの幸せの総量を増やすためなのだ!

ひろゆきは1%の努力で最大の成果を得てきた。
努力をしない努力を極める。

「頑張ればなんとかなる」と思っている人は、甘い!!!

なんだか、頑張っている人を否定している感じで衝撃。
逆に頑張っていることに対して罪悪感を抱かなくてはいけない感じになってくる。。。

そもそも世間でよく言われるのは、
99%の努力と1%のひらめきだ byエジソン

本当は、
1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる
ということを言った現実的な言葉。
しかし、努力すれば道は開けるという表現で広まってしまっている。

何を隠そう、私もそう思っていた。
しかも、努力神話に生きてきている。努力すれば報われる。報われない努力はない。など。。。
でも、本当に報われた案件っていくつあります?
報われなかった方が多かったんじゃない?
どこまで努力をしたら報われるかも分からない、あやふやな名言(名言なのか?そもそも)

ひろゆきが導き出した答えは「人類の努力は、ほぼ無意味だ」
ひろゆきの生き方は、そういう結論から逆算するようにしている。

では、なにが必要なの?
・自分の感覚を大事にする。
・努力をしないで成果が出せる環境はどこなのか。
・情報や知識を仕入れて、賢い判断で選ぶ必要がある。
・自分の頭で考える。

※ポケーッとすることは推奨されておりません。
「思考」は続けなくてはいけません。

意外と「思考」することって、努力以上に労力を使うところだと、個人的には思います。
ある意味、何も考えずにがむしゃらに「頑張っている」方が楽だったりすることもある。
これから新しいことを始めるとき、人生の分岐点に立った時、必ず「思考」します。

こうなったとしたら、こうで、、、
この場合はこうなるよな、
ならなかったとしたら、どうなるかな、、、
とか。
とにかくグルグル思考します。

で、最終的に逆切れ。
見えない未来に対してあれこれ考えたところで答えなんて出てこないし、分からないよ😡
だとしたら、現状維持でこのまま続けていた方がまだマシ😡

と、思考を止めて、よくわからない「努力」をしてしまう。
これって、けっこう”あるある”な話だとは思うのですが。

で、結局毎日しんどくて辛くなってしまう。
でも、ここから抜け出すにはどうしても「思考」が大切。

じゃあ、どんな「思考」をすればいいのよ!!
思考のやり方が分からない!!

ひろゆきは、人生で選択肢が目の前にあるときにどういう基準で考えるのか、「判断軸」の存在を教えてくれています。
つまり、「考え方の考え方」
7つのエピソードを踏まえて重要な判断軸をアドバイス。

①前提条件
②優先順位
③ニーズと価値
④ポジション
⑤努力
⑥パターン化
⑦余生

みんな頑張ったところで、みんなが活躍できてたくさんのお金を稼げるわけではないのです。
努力以外に能力が必要。
能力と努力が掛け合わされて、初めて結果が出る。
人生において、自分には向いてはいない分野に見切りをつけるのも大事なこと。
泳ぐのが苦手なのに、水泳選手を目指すことほど無駄な努力はない。
自己分析をし、自分の本当のタイプを見定めよう!

なお、本を読むのが苦手な人は、この本の279ページから10ページだけ読めば、ひろゆきの全思考を頭に入れることができる。

まさに1%の努力でこの本制覇!!!