書評

革命のファンファーレ

革命のファンファーレ

信じぬくんだ。たとえひとりになっても。絵本えんとつ町のプペルでルビッチの父親がルビッチにかけた言葉。この絵本は全ページ無料公開し、大炎上しました。作品を無料で公開してしまったら、作品の価値も、クリエイターに支払う対価も下がってしまう!と。西野亮廣はひとりになっても信じぬいて革命を起こしました。

革命のファンファーレ/西野亮廣

  • 出版社 : 幻冬舎 (2017/10/4)
  • 発売日 : 2017/10/4

衝撃な文章から始まる。
動物であろうと、植物であろうと、いつの世でも種として優秀なのは”年下”で、これは坑いようのない自然界のルールなのだと。
若者世代の批判は、そのほとんどが”進化への乗り遅れ”に他ならない。
もはや「最近の若いやつは・・・」なんて言い出したらこっちの方が大いにバカにされてしまう。むしろ何を言ってるんだか、、、失笑。という状態だろう。

大人の先輩方も薄々気づいているはず。終身雇用なんてもう存在しない。IT化が進んで人が必要でなくなってきている。若者はどんどんITを使いこなしていっている。それでもまだ言えますか?「最近の若いやつは・・・」って。

これからの時代を生き抜く術を身につけ、自ら革命を起こす時代に入ったのだ。
変化しなくても良かった世代の常識はもう通用しない。変化しなければ生き残れない時代になってしまった。
ここからは好きなことを仕事にするしか道が残されていない時代だ。常識のアップデートを止めてはならない。

超高速回転で変化していっている”今”何をすれば成功するのか。西野亮廣は、成功や失敗には、マグレも不運も存在しないと断言している。成功と失敗の裏にあるのは、理由と原因だけ。すべて数字だ。と。

信用を稼げ!お金を稼ぐな!信用持ちは現代の錬金術師だ。モノ検索からヒト検索の時代とあちこちで言われるようになってきている。もはやモノだけでは売れない。”誰から”買うか。の時代に突入している。

すなわち、、、
過去の常識にしがみつくな!その船はもう沈む、逃げろ!!
踏み出す勇気なんて必要ない。必要なのは情報。人が行動する時の動機は常に確認作業。後悔の可能性は片っ端から潰す。
ありがたいことに情報が溢れている時代。どの分野も検索すれば欲しい情報が得られる。
さあ、革命のファンファーレが鳴りましたよ!