初めての育児は不安と希望でいっぱい。どんな子どもに育てようか悩みますよね。育児書を読んでみたり、ママ友と情報交換したり、、、でも、その情報とわが子がかけ離れていたら、「うちの子は劣っている」「こんなんじゃ将来安心できない」などど”母親失格”の自信喪失になってしまったり、、、とにかく子育て中は毎日悩みが尽きません。
私も娘が中学2年生の頃までは世間でいう、一般的な子育てをしていました。
勉強して、良い成績を取って、大学行って就職する。=将来安心
みたいな未来図を描いていました。
当然反抗期の娘とはぶつかります。
「お母さんって、学校の先生と同じことを言うんだね」
の一言で私は目が覚めました。学校の先生は家庭にまで必要ない。
じゃあ、私は子どもに何を伝えればよいの?と、そこで初めて”子どもの心”に真剣に向き合うようになりました。
今現在「子育て」というおおきな括りからは卒業しましたが、あらためて子どもの心について復習してみてもよいかな。と思い手に取りました。子育て真っただ中は、子育て本を読んでいなかったのです。なぜなら、自分の子育てが否定されていたら立ち直れなかったから。。。
子どもの心のコーチング/菅原裕子
- 出版社 : PHP研究所
- 発売日 : 2007/9/30
お母さんさせてもらっています。
現在娘は21歳。フリーターで働いています。息子は18歳。高校卒業しましたが、コロナのおかげで留学先のタイは保留中。
子どもの年齢によって親の役割は異なります。
保護する
赤ちゃんは自分で自分の面倒がみられないため、すべての生理的欲求にこたえる。
保護&支配する
おすわりやハイハイができるようになると危険が増える。子どもを危険から守るために、規制を加え支配する。
親になる
子どもの生きる力を育てるために、子どもの成長にしたがってそばで見守り、必要なときに手を貸す。
子どもが誕生した瞬間から立派な親になれる人なんていません。親も段階を踏んで「親になる」のです。最初は赤ちゃんと一緒です。赤ちゃんと同じペースで少しずつ成長し、やっと親になったときには、子どもを見守るべき存在になっています。手をかけてあげられるのは一瞬だという事に気づきます。
子どもの心をコーチングするというよりは、親の方が子どもにコーチングされているという事がわかりました。でも、それで良いんだと思います。それが親の役割なのかな。